準備学習 絶対学力 どんぐり倶楽部準拠教室 どんぐりーず 通信教育

計算がとっても速くできる、難しい漢字をたくさん読める、音読がすらすらできる、自分のこどもがこんなふうだったらうれしいですよね。私もそうでした。幼稚園で計算の反復学習を受けさせ、小一、小二の計算問題ができる息子を頼もしく思いました。天才ではないけど、秀才かも?とよくある親の勘違いもしていました。
でも『どんぐり倶楽部』の考え方に出会った瞬間にこの価値観はガラガラと音を立てて崩れたのです。
計算が速くできても、難しい感じを意味も分からず読めてもそれは『高度なサル真似』でしかないのです。
なぜか?
背景に『考える』『思考する』という手順がまったくと言っていいほど省かれているからなのです。要するに丸覚えと反射だけなのです。記憶していることや反射的に答えられることといわゆる『賢い』ということを一緒にしがちですが、全く違うのです。
一般的な話として、幼稚園児が九九を言えると「この子は頭いいなぁ」と感じることでしょう。
では、九九を言える中学生を頭がいいと感じるでしょうか?
パソコンのキーボード入力を手元を見ずにできることをブラインドタッチと言います。
これも一般的な感じとして、ブラインドタッチできる人とできない人を比べると、何となくブラインドタッチができる人のほうがすごいなぁと感じませんか?
「すごい」ってなんですか?頭がイイってことですか?
九九の話もブラインドタッチの話も、ある面すごいなぁというところはあるかもしれませんが、所詮「一芸」にしか過ぎません。誰でも練習すればできることです。
暗算だってそうです。誰もが10桁の足し算を暗算でできるわけではありませんが、それは誰もがプロ野球選手になれないのと同じで、芸に秀でているかどうかの違いがあるだけです。「学力が高い」とか「頭の回転が速い」等には全く関係ありません。
どんぐり倶楽部では高速計算、徹底反復は認めません。
それは、高速計算や徹底反復が思考を伴わなず、それが習慣化することによって考えることができなくなるからです。
こどものうちに身についた習慣は生涯ついてまわります。学校に行っている間はもちろんですが、社会に出てからもその習慣は抜け切れません。
自分で考えることができない、ひたすら指示やマニュアルの通りにやり過ごす、そんな社会人になってほしいですか?
ですから、思考回路が完成する12歳までは高速計算、徹底反復は厳禁です。
【関連リンク】
12歳までに絶対学力を育てる学習法 まえがき
http://homepage.mac.com/donguriclub/introduction.html