準備学習 絶対学力 どんぐり倶楽部準拠教室 どんぐりーず 通信教育

繰り返しになりますが、「計算が速い」ということと「学力が高い」ということは全く関係はありません。
速いというのは既存の思考回路しか使っていない(考えていない)証拠だからです。
そして最も早いのが「反射」です。反射は頭脳に新しい思考回路を全くつくっていないのです。
ついつい見栄えがいいので速いことが「学力が高い」ことと勘違いしますが、そんなことを続けているうちに、思考回路を作成できる時期を逸してしまい、取り返しのつかないことになってしまいます。
そうなってから「この子は考える力がない」とか「応用力がない」と嘆いてみてももう手遅れです。すっかり「考えない習慣」が身についてしまっていますから。
思考回路の作成は12歳で終わります。12歳までのこどもに私たち大人がしなくてはいけないのは、こどもが「自分からしたいと思うような環境づくりをすること」なのです。
自分から進んでしようと思い、工夫しながら、楽しみながら続けられる仕組みを用意してあげることが重要なのです。
「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」はこの楽しみながら続けられる仕組みのひとつです。
これを勘違いして、「この問題はこのパターン」「この問題はこう解く」などという小手先のテクニックだけを教え込むパターン学習を幼児期から叩き込むと、一見頭の回転が早く、賢いこどものように見えますが、肝心の思考回路は全く育っていませんので応用力はゼロです。
こどもは育てるものであって、「調教」するものではありません。
「調教」によって偏差値の高い学校には行けるかもしれません。
でもそんな薄っぺらな知識は、社会に出て全く通用しません。
社会は応用判断の連続です。パターンでやり過ごせるほど甘くありません。