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■12歳までに「視考力」を

「言葉が分かる」とはどういうことでしょうか。
私たちは主に言葉を伝達手段として使います。ですので言葉そのもので情報を伝達していると考えがちですが、実は違うのです。

言葉はイメージを導くキッカケに過ぎません。言葉を一切使わなくても考えることはできますが、イメージを使わずに何かを考えることは不可能なのです。これを「言葉のトリガー理論」と言います。
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こどもが文章問題に取り組んでいるときにじっくり考えているのか、思考停止状態なのかを判別するのは簡単です。こどもに絵図を描かせてみればよいのです。
絵図が描けないこどもは何も考えていないのです。

どんぐり倶楽部は「何にでも通じる力」を育てることを目指しています。それは「視覚イメージの再現と操作」ができることです。

視覚イメージの操作は次の4つしかありません。

1.複写
2.移動
3.変形
4.比較

つまり「分かる」というのは正確にイメージでき(絵図に描ける)、イメージを操作することによって初めて可能なのです。
そして同時にこれは「考える方法」でもあるのです。この考える方法を通じて「視考力」を育てるのです。

しかしこの考える方法を教わっていないこどもは、絵図を描くこともなく「考えたけど分からなかった」と言います。これは「考える方法」を教わらず「何度も読みなさい」「よく考えなさい」としか指導しない大人の責任です。

どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」は、単なる応用問題としての文章問題ではありません。
この問題は「理解力・思考力・判断力」の養成に共通している「視考力養成」が無理なく、負担なくできるようになっています。

人間の脳は、最長でも12歳までに思考回路の作成が終わってしまいます。それまでに使われなかった回路は、不要なものとして消滅してしまいます。
つまり思考力の養成期には限界時期があり、それが12歳であること。そして、12歳までに人間らしい判断力を含む思考力を育てなければ、もはや「考える葦」である人間にはなれない、と考えられるのです。

この思考力の養成に前述の「視考力」の養成がもっとも適しているのです。