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■良質の算数文章問題の取り組み方

どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」には使い方の『掟』があります。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、耐えてください。

1.問題を読むのは一回だけ
 「何回も読みなさい」は禁句です。
 一度で読み取れるようにすることが練習です。問題文を一気に全部読んで絵図にする必要はありません。一文節ずつ絵図にしていけばよいのです。

2.消しゴムは絶対に使わない
 考えた(考え直した)証しがこどもを理解する重要な材料になるからです。

3.分かっても絵図を描く
 描きながら考えるのではなくて、描くこと自体を楽しみましょうね。

4.絵図が描けたら文章は見ないで絵図だけで考える
 絵図そのもので考えるようにします。問題文をちゃんと絵図にできていれば必ず解けます。

5.答えが出たら計算して確認する
 答えが出たら必ず筆算で確認します。そして計算式を書きます。
 小4までは計算式はなくてもOKです。

6.ヒントは出さない
 漢字の読み方や言葉の意味が分からないときは教えてあげてください。でも問題の意味やヒントを与えてはいけません。
 もしこどもが答えを出そうと苦しんでいるようなら「答えはいいから、絵だけ描いてみようか」と言ってあげてください。
 こどもが描いた絵について「こう描いたほうが分かりやすかったかな」「ここはちょっと文章と違うね」とアドバイスしてやることはOKです。

7.1週間に1から2問以上しない
 1週間に1、2問で十分です。その他の時間は、よく遊ばせてあげてください。

★重要!★
良質の算数文章問題は解答に至らなかったり、解答が間違っていても問題ありません。
問題文を視覚イメージ化(絵図に描ける)かどうかが重要なのです。そして絵図を操作して答えを導き出そうと工夫する行為そのものが重要なのです。結果的に答えが間違っていれば、「あれ、どこで間違えたのかな」「ここをこう描いたから違ったのかな」と話してやればいいことです。